本当の意味での定期テスト・受験に向けた準備とは?

塾で解けたから、テストでも解けるではない!
スクールIEの授業では正解を出せるのに、定期テストでは点数に結びつかない生徒さんは、決して少なくないと思います。
もちろん、スクールIEの授業で正解を出せること自体は素晴らしいことです。
これは、点数を取れる力があることの証明です。
しかし、最も大切なのは『自力で解ける力を身につける』ことです。
・隣に先生がいない状況
・テスト特有の藁半紙
・テスト範囲からランダムに出題される問題
こうした状況の中でも正解を導けるようになることが、テスト対策のゴールです。
1度解いた問題を、次から一人で確実に解けるようになる生徒はほとんどいません。スポーツ選手のプレイを1度見ただけで完璧に真似できないのと同じです。
暗記ができないのではなく、暗記できるまでのアクションが足りていない?

よく耳にする「覚えられない」という言葉。
しかし、そもそも「覚えた」とはどういう状態を指すのでしょうか?
まず、自分が本当に覚えられていないか確認したことがありますか?
まずは、確認のために『チェック』を行ってみましょう!
ファッションでおしゃれになるために何度も鏡を確認するように、勉強でも同じように確認が必要です。
人が何かを記憶するときには、五感を使います。
書く、言う、聞く、見るなど、できるだけ多くの感覚を使って覚えることが効果的です。
そして一度チェックのため見ないで書いてみる。そして、書けなかった個所をまた覚え、再びチェックする。
この繰り返しが、確実に暗記するためのアクションです。
なぜ勉強だけ「反復」が必要だという考えにならない?

実は、私たちの日常生活は、意識以上に反復の積み重ねで成り立っています。
・部活動のスポーツ(シュート練習、素振り、ダッシュ、声出しなど)
・楽器の演奏(指の動きや楽譜の読み込み)
・洋服の組み合わせを何度も鏡でチェックする
・自転車や車の運転
・毎日の通勤・通学
他にも、食事中にしっかり噛むことや、お風呂に入る、寝るという行為も挙げればキリがありません。
それなのに、なぜか勉強になると、反復を避けて「1回で覚えよう」としてしまうことが多いのです。
もちろん、勉強が楽しくないと感じることが大きな理由かもしれません。
だからこそ、まずは自分の成長を実感しましょう!
1問でも1単語でも覚えられたことを「チェック」することが大切です。
まだ試してもいないのに、「覚えられない」と決めつけるのは、もうやめましょう。
もし、ワークを1回やっただけで提出する準備が整い、それで点数が取れるなら、誰でも100点を取れるはずです。
ですが、本当の勝負は2週目からです!
ここからが大事で、演習・暗記 → チェック → 演習・暗記 → チェックを繰り返すことこそ、テスト勉強なのです。
そして、その反復をどれだけ続けられるかが、ライバルとの差を生むポイントです。
やった分だけ、必ず点数に繋がることを忘れないでください。